08/30
9月20日(水)12時20分より予定しておりました神田キリスト教会 ランチタイムパイプオルガンコンサートは、演奏者が怪我を負ったため中止いたします。楽しみにお待ちくださっていた方々には本当に申し訳ございません。何とぞご了承ください。
07/17
「マルタとマリア」です。姉のマルタと妹のマリアです。ある村とは、その兄弟ラザロを癒やしたエルサレム近郊のベタニアです。このマリア以外に、マグダラのマリア、ヤコブとヨハネの母マリア、そしてイエスの母マリアと数人のマリアがいます。原文では、マリアと呼ばれている妹とありますのであだ名かもしれません。姉のマルタはイエス一行を招き入れます。行動的積極的な女性です。もてなすは、奉仕でディアコニア、執事職です。せわしくは、忙しい(いそがしい)のです。心が亡ぼされます。原文では、大切なことから引き離されるので、ひどく忙しいのです。マリアは、イエスの足もとに座って話に聞き入ります。マルタは、イエスにマリアに手伝ってくれるように言ってくださいと頼みます。イエスは、あなたは多くのことに思い悩み、心を乱していると言われます。必要なことはただ一つ。マリアは良いほうを選んだ。この選んだは、マルタが大切なことから引き離されたとは逆で、マリアは大切なことを選び引き離したのです。並行個所ではありませんが、ヨハネ12:1~8に「ベタニアで香油を注がれる」があります。マリアは、イエスの十字架の前に、それとも知らずに香油をイエスに注いで葬りの準備をします。イエスの話に聞き入っていたことが行いになります。マリアの想いは復活へとつながります。
聖霊降臨後第6主日(特定11 C年)
創世記 18章1~10b節
詩編 第15編
コロサイの信徒への手紙 1章21~29節
ルカによる福音書 10章38~42節
07/10
「善いサマリア人」です。10:25~28の並行個所は、マタイ22:34~40とマルコ12:28~34です。「最も重要な掟」でありイエスが答えます。ルカでは律法学者が答えます。イエスは「それを実行しなさい。そうすれば命が得られる」と言われます。律法学者は自分を正当化しようとして「わたしの隣人とはだれですか」と訊きます。ルカは「最も重要な掟」と「善いサマリア人」の話をつないでいます。「自分を正当化しようとして」を岩波訳は「自らを義としたい」、岩隈訳は「自分の正しさを示したい」とします。ある人がエリコに下る途中、強盗どもに襲われ身ぐるみ剥がされ半殺しにされます。神殿に仕える祭司とレビ人それぞれが、偶然に通りがかります。道の反対側を見て見ぬ振りをして通り過ぎます。ユダヤ人から差別されていたサマリア人は、そばに近寄って来て憐れに思い、傷の手当てをして自分の家畜に乗せ、宿屋でも介抱をします。翌日、宿屋の主人に二日分の賃金を渡して「この人を介抱して下さい。費用がもっとかかったら、帰りがけに払います」と言って出かけます。イエスは律法学者に、だれが強盗どもに襲われた人の隣人になったと思うか」と尋ねます。サマリア人はそばに近寄って憐れに思い介抱します。人は、その関わる出来事によってその人柄が分かります。サマリア人の人生は豊かにされます。
聖霊降臨後第5主日(特定10 C年)
申命記 30章9~14節
詩編 第119編1~8節
コロサイの信徒への手紙 1章1~14節
ルカによる福音書 10章25~37節
07/03
本日の福音書では、イエスが七十二人を宣教活動に派遣した出来事が記されています。七十二という数字はルカによる福音書が書かれた当時、世界のすべての民族の数を表す数字でした。したがって、ルカによる福音書では、イエスの宣教は世界のあらゆるすべての人々に及んでいくものである、ということが強調されています。その宣教の行動の一番はじめに、イエスは宣教に派遣される者たちに対して、宣教の働き手がふさわしく増し加えられるために、「主に願いなさい。」と言います。そして「行きなさい。わたしはあなたがたを遣わす。」と派遣の言葉を述べます。宣教は、神ご自身がなさる働きであり、主イエス・キリストのみ心が原点となる活動です。だからこそ、宣教の働き手を神に願うのであり、そしてその願った者自身が、主イエス・キリストの派遣の言葉を受けて遣わされて行くのです。
宣教の働き人となった者は、行った先で、「この家に平和があるように」と言い、「神の国はあなたがたに近づいた」と言うことが求められます。これは、「今まさに、神の救いがあなたの問題となった」という事実を、ひたすらイエスのみ心にあって「伝える」ことです。
宣教は派遣された者の行為ではありません。イエスのみ心と神の愛が、遣わされた者を通して、すべての人々に証しされる出来事なのです。イエスのみ心と神の愛により頼み、そのことを自らの力とする者は、宣教の働き手として歩むのです。そして宣教は、神の愛と平和が実現する大きな働きなのです。
聖霊降臨後第4主日(特定9 C年)
イザヤ書 66章10~16節
詩編 第66編1~8節
ガラテヤの信徒への手紙 6章14~18節
ルカによる福音書 10章1~12, 16~20節