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07/25

 洗礼者ヨハネが、自分の弟子たちに教えた祈りはどんな祈りだったのでしょうか。イエスの弟子たちは、イエスに向かってわたしたちにもヨハネのように祈りを教えてくださいと願います。祈りは教えられずとも知っているように思われますが、イエスの弟子たちは祈りを教えてくださいと言います。イエスは「主の祈り」を弟子たちに教えます。「主の祈り」は、マタイ6:9以下にも記されています。マルコ福音書にはないので、マタイとルカが知っている資料(Q資料)なのですが若干違いがあります。

 イエスが教えた主の祈りは、「父よ」と呼びかけます。弟子たちは教えられなければ、神を「父よ」と呼べません。始めに、父の御名が崇められ御国の到来を祈ります。その後に、「わたしたち」のための祈りが続きます。「わたし」の祈りは教えられずともできますが、「わたしたち」の祈りは教えられなければできません。わたしたちの必要な糧(パン)、わたしたちの罪の赦し、わたしたちに負い目のある人を皆赦し、わたしたちを誘惑に遭わせないでくださいと祈ります。

 真夜中に、友人の家にパンを借りに行くのはルカ福音書だけです。イエスは、友だちだからといって起きてパンを貸してくれる人はいないが、しつように頼めば友だちが起きて必要なものは何でも与えられると言われます。重要なことは、わたしのパンではなく、旅行中の友だちの必要なパンなので、しつっこく貸してくださいと頼みます。

 求めなさい、探しなさい、門をたたきなさいはマタイにもある箇所で、誰にでも受け、見つけ、開かれると約束されました。天の父は、求める者に聖霊を与えてくださいます。アメリカ聖公会祈祷書では、大胆に祈りなさいと言って「主の祈り」を一緒に祈り始めます。わたしたちの祈りはしつっこく大胆に祈るのです。

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