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 アブラムは、ユーフラテス川下流のウルで生まれ、父一族とともに上流のハランに行きました。次に、アブラムは「わたしの示す地に行きなさい」という主の声に従い、カナンの地を目指します。アブラム75歳の時です。アブラムと妻サライの間には子どもがいません。主はアブラムに「あなたの受ける報いは非常に大きい」と言われると、アブラムは「わたしに何をくださると言うのですか。わたしには子どもがおりません」「あなたはわたしに子どもを与えてくださいませんでした」と返答します。唐突と思われるアブラムの言葉ですが、彼にとってはそれが第一の最も大きな希望です。

 主はアブラムに、あなたの子孫を天の星のようにすると約束されました。アブラムはそれを信じます。アブラムは信仰によって義と認められます。その後、アブラムは主によってアブラハムと改名し、その名の通り、多くの国民の父となります。

 イエスは「尽きることのない富(宝)を天に積みなさい。あなたがたの富のあるところに、あなたがたの心もある」と言われます。この箇所の前に「何を食べようか。何を飲もうかと、思い悩むな」とあります。思い悩むところに、富を思い煩うところに、その人の心があります。そのような人は、生きていても眠っている人と言われます。

 しかし、主人の帰りを待つ僕のように、いつでも活動できるようにと腰に帯を締め、ともし火をともしている者は目を覚ましている者なのです。富に心を奪われ思い悩んで人生を送るのではなく、神の国の到来を待ち望むのです。その時、主人は自らの腰に帯を締め、目覚めた人たちを食事の席に着け、側に来て給仕をしてくださいます。

 信仰者はいつでも目を覚まして、富ではなく、神の国を待ち望むのです。その希望が、報われると確信し確認するのが信仰です。その時、その人は、その人本来の人生を歩むことができるようになります。

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