06/25

 二十世紀の後半、私たちはようやくに、地球を一つの命として人類を運命共同体として捉えるようになりました。しかしパウロはそれを先取りしています。悪や暴力が存在する世界に神が求めるのは、全ての命が天地創造の時のようなすばらしい姿に立ち返ること、神は裁きたいのではなく生かしたいのだ、という考えです。
 イエス・キリストが救い主であるという信仰は、イエスが私たちの希望であるという信仰です。愛と赦しに生きたのは天高く座しておられる方ではなく、私たちと同じように、痛み、苦しみ、嘆き、怒りもした人間イエスです。イエスが私たちの罪を肩代わりしてくれたというよりも、愛と赦しという人間の可能性を具体的に示してくれたという希望の信仰です。

聖霊降臨後第3主日(A年 特定7)
 エレミヤ書 20章7~13節
 詩編 69編7~10, 15~17節
 ローマの信徒への手紙 5章15b~19節
 マタイによる福音書 10章(16~23), 24~33節

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